個人面接
一人の学生に対して、面接官が一人または複数で行う面接形式です。一次面接は集団面接で、二次、最終などが個人面接になることが一般的です。
個人面接の場合は、一人30分から40分程度、時間が用意されているので、アピールしたいことを存分にアピールできます。また集団面接のように隣の学生と回答がかぶったり、比較されたりすることがありません。
意外とにも集団面接より、リラックスできます。
集団面接
グループ面接とも言います。複数の学生に対して、面接官が一人、もしくは複数の面接です。
学生が横一列に座り、面接からの質問に対して、順番に回答していきます。新卒採用の一次面接は、ほとんど集団面接になります。
隣の学生と比較されたり、隣の学生が立派な回答をすると落ち込んだりすることもあります。また話の長い学生がいると、他の学生の持ち時間が短くなることがあります。
集団面接では、一つの集団で合格にする人数が決まっている場合があります。そのため同じグループに優秀な人が多いと、どれだけ準備してきても不採用になることがあります。
プレゼン面接
採用側から一つのテーマを事前に与えられ、それについて学生が採用側に対してプレゼンをします。プレゼン後は、採用側が学生に質問をします。
プレゼンの内容や質疑応答によって、合否を決める面接です。
最終面接
その名の通り最後の面接であり、ここで内定か否かが決まります。最終面接で社長や部長、役員などが面接官を務めます。
企業によっては、最終面接は入社意志や入社条件を確認するだけという場合もあり、「最終面接まで、ほぼ内定をもらえるだろう」と考えてしまう人がいます。
しかし、最終面接までいっても落とされることは十分にあるのでs、それまで通りしっかり対策を練って臨むなければいけません。
内定・内々定
あなたを採用しますよ、という通知を内定といいます。
正式内定は10月1日以降という協定があるため、それ以前に通知する場合は、内々定になります。
内定・内々定をもらったからといって、必ず入社できるとは限りません。内定取り消しという言葉があるように、企業の都合で白紙になることもあるのです。
雇用契約を結ぶまで油断はできないのです。
逆に、学生側も内定を辞退できます。複数の企業から内定をもらった場合や入社直前で辞退することも可能なのです。
グループディスカッション(グルディス)
「グルディス」と略されることもあります。グループディスカッションは、数人の学生が与えられたテーマについて話し合うものです。採用側は、その過程をみて合否を決めます。
例えば、企業側から「自動車の売り上げが落ちている理由について議論してください」という課題を与えられます。
学生側は、4人~6人程度のグループを作り(企業側が勝手にグループは決める)、課題について議論します。
採用担当者は、横で議論の様子を観察し、合否を決定します。
何もしゃべらないのは良くない、しゃべりすぎるのも良くない、他人の話を聞く態度もみられている、など、コツや対策が色々あります。一言しかしゃべらなかったけど合格した、という話も聞きます。
合否の判断基準は、人によって、企業によって異なるので、対策が難しいのが特徴です。
グループワーク
グループディスカッションと似ています。数人の学生がグループごとに課題を与えられて、グループで結論や解決法を出します。
採用試験でグループワークを課せられる機会はほとんどありません。
グループワークは、企業セミナーやインターンシップで初対面の学生で行うのが一般的です。
企業説明会
就活生を対象に、企業側が会社の概要や業務の内容などを説明する場です。
単に会社の話を聞けるだけでなく、実際に働く社員の話を聞けたり、直接質問できたります。
また選考に進むにためには、会社説明会への参加を必須としている企業もあります。
企業セミナー
企業が主催し、就活生向けに、業界・業種の概要を説明したり、グループワークをしたり、ワークショップをしたりする場です。企業説明会と併せて開催されることもあります。
また特定の業界が合同で行う情報交換の場として業界セミナーというものあります。
合同企業説明会(ゴウセツ)
「合説」と呼ばれるイベントです。同じ会場に複数の企業がブースを設置し、それぞれの企業が会社説明を行うイベントです。テレビでも合説の様子は毎年放送されています。
幕張メッセを使った大規模な合説から、小ホールを使った小規模なものまで、その規模は様々です。
一日でたくさんの企業の説明を聞いて回れたり、企業のノベルティをもらえたりと、様々な特徴があります。就活の醍醐味を味わえるイベントでもあります。
ただし、説明会で聞けるのはネットで調べれば分かることばかりなので、無理に参加する必要はないでしょう。
インターンシップ
一日から一か月ほど、企業が学生を受けいれ仕事を体験させる制度です。体験入社のようなものです。
インターンシップは様々な企業が実施していますが、その内容はまちまちです。
実際の仕事を体験させてくれる場合もありますが、単に会社説明とグループワークだけの場合もあります。実際に仕事は全く体験できないインターンシップだと、参加する時間が無駄になります。
また無給の雑用スタッフを確保するためにインターンシップを使っている企業もあります。
インターンシップは無理に参加するものではありません。参加しなくても就職することはできます。
インターンシップに参加する場合は、インターンシップの内容と、それが本当に自分に必要なのかを熟慮しましょう。
自己分析
自分にはどんな能力、才能、経験があるのか。過去を具体的に振り返ることで、自分自身について具体的に把握する作業のことを自己分析と言います。
例えば、これまで経験したアルバイトや部活を振り返り、そこで何を学んだのか、なぜそれを選んだのかを振り返ります。それによって、自分の性格や適性、能力を把握するのです。
自己分析は、向いている仕事、やりたい仕事を把握するため、志望動機や自己PRに説得力を持たせるために重要なことです。必ず一度は行うようにしましょう。
WEBエントリー(プレエントリー)
就活情報サイトや企業サイトなど、WEB上で応募を行うことです。
応募のことをエントリーとも言います。エントリーする際は、自己PRや志望動機などを併せて提出する場合もあります。
エントリー後、企業側から「面接日程を決めて決めてください」「履歴書を送ってください」などと指示があります。指示がない場合、その時点で不採用です。
OB・OG訪問
自分が興味のある企業や業界で働いている社会人に合って、仕事や就活の話を聞かせてもらうことです。
OB・OG訪問をする場合は、キャリアセンターで卒業者名簿を閲覧し、個別に連絡して会うのが一般的です。
その他、企業に直接連絡して、社員を紹介してもらったり、SNSで見つけたりする方法もあります。
OB・OG訪問の目的は、仕事・企業・業界の話や就活の話を聞くことです。そのため必ずしも同じ大学である必要はありません。
エントリーシート(ES)
企業に応募する際、履歴書とは別に提出を求められる応募種類です。WEBで提出する場合やネットからダウンロードして、面接の際に持参する場合など、提出方法は様々です。
履歴書の場合、学歴と数行の自己PRしか書くことができません。
それだけ応募者を判断するのは難しいので、企業側は独自にエントリーシートを作成、学生に提出させるのです。
エージェント(就職エージェント)
求人紹介、面接対策、履歴書の添削など、様々なサポートを無料で受けられる就活サービスです。
就活生一人一人に専任のキャリアアドバイザーがついてくれ、内定がもらえるまでサポートしてくれます。その他、企業との連絡を代行してくれたり、模擬面接をしてくれたりします。
一般的な就活サイトである、リクナビやマイナビなどを利用した場合、面接対策や履歴書対策はすべて自力で行う必要がありますが、エージェントを使うとプロのサポートを受けられます。就活に手こずりたくない方、すでに手こずっている方は、積極的にエージェントを利用しましょう。
BtoB BtoC CtoC
ビジネスモデルを大まかに類別する言葉です。
「B」はBusinessで企業を指し、「C」はConsumerで個人の一般消費者を指します。
BtoBは、対企業向けのビジネスモデルで、広告大手の電通やコンサルティングファームなどがこれにあたります。
BtoCは、個人消費者向けのビジネスモデルで、飲食店、スーパー、家電メーカーなどがこれにあたります。
CtoCは、個人の消費者と個人の消費者の取引から、収益を得るビジネスモデルで、メルカリやヤフーオークションなどがこれにあたります。
Amazonのように、個人向け、企業向け、個人と個人をつなぐビジネスモデルをすべてを手掛ける企業もあります。