WEB上でエントリシートの提出ができる企業が増えていますが、WEBで提出する場合、注意しなければいけないことがあります。
それは、特定のキーワード・言葉が入っているエントリシートを自動的には排除するシステムがWEB提出にはあることです。
つまりNGキーワードが設定されており、そのキーワードを使ってしまうと、読まれずに不採用になるということです。
企業はMGキーワードを設定し、エントリシートを振り分けている
WEB上でエントリシートを提出する場合、送信したエントリシートはすぐに企業に直接届くわけではなく、就職サイトが運営しているサーバーに保存されます。
リクナビならリクナビのサーバーに、学生が提出したエントリシートが保存され、企業はサーバーにアクセスして、エントリシートを確認します。
サーバーのなかでは、エントリシートを読み込むソフトが入っています。
そしてこのソフトは、特定のキーワードがあるエントリシートをピックアップし、排除することも可能なのです。
たとえば、「ブラック企業」というNGキーワードとして設定した場合、「ブラック企業」という言葉が記入されているエントリシートは排除されます。
排除されるとは、つまり読まれる前に不採用になるということです。
Webで提出するエントリシートには、ある驚きのカラクリがあります。それは、特定の言葉が入っているエントリシートを、自動的に排除してしまうのです。
—–中略—–
信じられないかもしれませんが、このようなことが就活の現場で、現実に起きているのです。
どんなキーワードを設定するか、キーワードでエントリシートを排除するかは、個々の企業が決めます。
すべての企業がキーワードを設定しているわけではありませんし、またすべての企業で同じキーワードが設定されているわけではありません。
企業は極力エントリシートを読みたくない
人気企業であれば、何千、何万という学生がエントリーします。
エントリーする人のなかには、「大企業だから記念に」という適当な気持ちで応募する人もたくさんいます。
そんなエントリシートまで、しっかり読むのはどう考えても時間の無駄です。
そこでエントリシートの自動振り分け機能を使うのです。
志望度の低い学生、企業研究が浅い学生、マニュアル丸写しの学生がよく使うキーワードを分析し、それをNGキーワードとして設定します。そして、企業は採用活動の効率化を行うのです。
設定されるキーワードの一例(NGワードの例)
どんなキーワードが設定されやすいのか?
つまりどんなキーワードを使ってしまうと、エントリシートが排除の対象となってしまうのか?
これについて、いくつかキーワードの例を紹介します。
NGキーワードとして設定されやすい単語
- コミュニケーション
- 責任
- 成功
- チームワーク
- 強調
- 行動
- 成長
- そのほか、公序良俗に反するもの
コミュニケーション、責任、チームワークなどのキーワードは、だれもが使いがちです。
また、人によって解釈が異なる曖昧な言葉です。
たとえばコミュニケーション力といった場合、それが初対面の人すぐに打ち解けられる能力なのか、会話を続ける能力なのか、価値観が違う人と分かり合える力なのか、プレゼン上手なのかまったく分かりません。
そのほかの責任やチームワークなども同じです。
このような、キーワードがNGキーワードとして設定されるのは納得できます。
もちろん企業によって設定するキーワードは異なりますが、上記のキーワードは設定されやすいので、使うべきではありません。
別の単語を使う、もしくは具体的な表現にする
コミュニケーション、責任、チームワークなどの単語を使う場合は別の単語に切りかえる、もしくは具体的な言葉で表現するようにしましょう。
たとえば、コミュニケーションではなく、対話力、交渉する力などと言いかえられます。
もしくは、コミュニケーションをより具体的に表現することもできます。たとえば、協力を得ることができる、人を笑わせることができる能力、分かりやすい説明ができる能力、といったようにです。
また類語辞典や国語辞典を使って、言葉の意味や使い方をしっかり確認したり、類語を調べたりすることも大切です。