つらかった経験や挫折経験を聞く場合もありますが、逆に嬉しかった経験を聞くパターンもあります。
嬉しかった経験を聞くことで面接官は、その学生がどんなことに喜びを感じるのか、モチベーションの動機となるものは何か、といった価値観の部分を確認します。
回答のポイント
ポイントは以下の3つです。
- 嬉しいと感じた理由も答える
- GIVEの経験を話す
- 周りへの感謝の意識も持っていることをアピールする
この3つを意識して回答できれば、悪い評価を受けることはないでしょう。
GIVEの経験を話す
嬉しかった経験は2つのパターンに分かれます。
「人から何をしてもらった嬉しかった経験」と「自分が人に何かを与えて嬉しかった経験」です。
どちらが良いかといえば、当然、「自分が人に何かを与えて嬉しかった経験」です。
やはり、受け身よりも能動的な側面が見える人物を企業は好むのです。それに企業は、自社に利益をもたらしてくれる人を求めています。そういった意味でもやはり、人に何かを与え嬉しかった経験を話すべきです。
周りへの感謝の意識も持っていることをアピールする
「自分だけの力で達成し、それが嬉しかった」といったように傲慢さが見えてしまうと印象が良くありません。
企業は謙虚な人が好きです。1人の力で成し遂げられるものはない、周りの協力が大切、といった意識を持っている人が好きです。
話すエピソードによっては、「周りの協力もあり」「自分だけでは成し遂げられなかった」など、周りに配慮したフレーズも加えておくようにしましょう。
例えば、サークルや部活など集団で何かを成し遂げた経験を語る場合は、周りの協力について簡単に言及しておく方が無難です。
回答例
観光スポットまでの安くて速い行き方や、地元の人しか知らない安くておいしい飲食店などを、お客様の好みに合わせて紹介したところ、後日メールで、「今まで受けたなかで最も丁寧で親切な接客でした」と感謝のメールをいただきました。
これまで当たり前のようにやっていたことなのですが、感謝のメールをいただいたのは初めてだったので、とても嬉しさを感じました。