「こんな説明会をする企業を問題あり!」
このページではそのような特徴を5つ紹介します。
会社説明会は企業と直接対面する場ですが、そこで語られる会社説明会を聞いているだけではその企業の本当の姿は見えてきません。
企業の本当の姿を知るためには、説明以外の部分もチェックする必要があります。
問題ありな企業の5つの特徴
社員の態度・対応が悪い
会社説明をする人、受付の人、手伝いの若手社員など、説明会に参加すると、たくさんの社員を見ることができます。
社員一人一人をチェックし、態度・対応が悪くないかをチェックしましょう。
参加するの学生は、将来的にお客様や取引相手になるかもしれない人です。それにもかかわらず態度や対応が悪いというのは企業として問題があります。
「金さえ稼げれば客の利益などどうでもいい」と考えている企業の可能性があります。
一人の社員の態度が悪いからといって、すべての社員が悪いとは限りませんので社員全体を見ておく必要があります。
また態度・対応以外にも、その社員と一緒に働きたいかどうか、もチェックしておきましょう。社長や部長が登壇するならその人のついていきたいと思うかもチェックしておきましょう。
学生の質問にちゃんと回答しない
学生からの質問にしっかり回答しない場合、その担当者が単に知らないか、言いたくないかのいずれかです。
担当者が単に知らない場合、そのような担当を会社の代表として説明会に出すのは企業として問題があります。真っ当な企業であれば、企業内のあらゆることに精通しており、プレゼン能力が高い優秀な社員を登壇させます。
説明会は会社の魅力を学生に知ってもらう場なので、それが当然です。当然のことすらできていないわけです。よほど日常業務が忙しいか、社内の統制がとれていないかのどちらかです。
また言いたくないという場合は、質問の回答が学生には隠しておきたい短所であるといえます。
平均残業時間を質問した時、「部署や時期によって異なるので、具体的な回答はできません」と回答した場合「めちゃくちゃ忙しい時もありますよ」ということだと推測できます。
当然、学生には隠しておきたいネガティブな面です。
説明会が時間通りに始まらない
1分、2分、遅れるのであれば、それは誤差の範疇です。しかし開始時間を10分、20分過ぎても始まらない場合は、要注意です。
時間にルーズな企業であり、そこから社風もルーズであることが推測できます。
例えば、社員の勤務時間の管理がルーズで、サービス残業が常態化している可能性があります。またルーズでコンプライアンス意識が低ければ、将来的に法律違反で業務停止になる恐れもあります。
新卒採用を初めて行う企業であれば大目に見てもいいでしょう。しかし毎年新卒採用を行う企業が時間にルーズであるなら、その企業は少し注意したほうがいいです。
会社案内・就活サイトの企業ページの内容と説明が矛盾している
説明会参加者に配られる会社案内、そして就活サイトに記載されている募集要項などに業務内容や企業の情報が記載されています。
その内容と、説明会での内容が矛盾していないかチェックしましょう。
例えば、就活サイトの募集要項には「男性でも育休を取得した人がいます」と記載されているのに、説明会で質問したら「そのような実績は、まだありません」といったように、就活サイトの内容と矛盾がないかチェックしましょう。
矛盾や明らかな嘘がある場合は、要注意です。平気で嘘をつく会社ということですから、ホワイト企業とは言えません。
高年収アピール・根性論アピールが激しい
「20代で年収1000万稼ぐ社員もいます」
「やる気と根性があればすぐに出世させます」
といったようにやたらと、高年収を稼げることをアピールしていたり、体育会系のような根性論ばかり話す企業は要注意です。
説明会は学生に企業の魅力を伝える場です。本来なら技術力やサービスの質、業界での優位性、業績などを説明して、いかにすごい企業か、安定している企業かを伝えるべきです。
それらをアピールしないということは、アピールできる企業の魅力が乏しいということです。また「やる気と根性があればすぐに出世させます」という抽象的な根性論を多用するのも同様に、アピールできる企業の魅力がないと推測できます。
会社説明会の内容をすべて鵜のみにしない
会社説明会は企業の魅力を学生に伝える場です。企業PRの場です。
テレビCMで商品やサービスの魅力だけしか語られないのと同じように、会社説明では企業の魅力だけしか語られません。
その企業の負の側面が語られることはないのです。
説明会の内容をすべて鵜呑みにしてしまうと、すべての会社が素晴らしい会社に見えてしまいます。
どの企業にも必ず負の側面があります。それが何かを判断するには、会社説明だけでなくOB・OG訪問や会社訪問をすることも大切です。