「学校の成績が良くないようですね」この質問は代表的な圧迫質問の1つです。
成績が悪いのは、学業を怠ったからに決まっており、学生にとって不利な回答をせざるを得えません。それをあえて答えさせるのは明らかに意地悪であり典型的な圧迫です。
しかし聞かれている以上は、面接官を満足させてあげられる回答をする必要があります。
質問の意図
面接官がこの質問で確かめたいのは以下の2つ。
- 圧迫質問を受けて冷静に対応できる、耐えることができるか?
- 不利な質問を受けた時、機転の利いた切り返しができるか?
面接官も人間であり、立派な社会人です。相当性格が歪んだ人でない限り、質問にはしっかり意図があります。
圧迫質問はこの意図を理解して、面接官を納得させる回答ができれば、普通の質問よりも良い評価を得られます。
回答のポイント
- 自分の非を認める
- 成績が悪くなった原因を回答する
- 学業以外で得られたことを回答する
この3つの要素をすべて回答するようにしましょう。
まず「確かに勉強をおろそかにしてきた」ことを謙虚に認めましょう。その上でなぜおろそかになってしまったのか、その原因を回答します。
最後に「勉強はおろそかにしてしまったが、その代わりに他で得たものがある」と自己PRを添えて締めくくります。
この流れで回答すれば、面接官も納得してくれるでしょう。
また忘れてはいけないのが、冷静に回答することです。当然ですが怒りをあらわにするのはNGです。不機嫌そうな表情、語調になってしまえば「ストレス耐性がない」と判断されてしまいます。
回答例
私は親からの援助を一切受けず、毎日アルバイトをしながら学生生活を送ってきましたので、すべての授業に出席することができませんでした。また日々の勉強もおろそかになりがちでした。
それでも卒業要件を満たすことはできましたし、効率的に合格的を取るための勉強法や時間を無駄にしない方法などを身につけることができました。
また、アルバイトと学業を両立できたことは、私にとって大きな自信となっており、今後の人生、仕事でも活かせる点が多いと思っています。