部活、サークル、アルバイト、ゼミなどESに書けるネタはたくさんあると思います。
しかしESに書くエピソードを1つに絞るべきです。たとえば、アルバイトならアルバイトのエピソードだけを書くのです。
なぜ、エピソードは1つに絞ったほうがいいのか?
その理由について解説します。
エピソードは1つに絞ったほうが印象が残る
なぜ、エピソードは1つに絞るべきなのか?
その理由は、1つに絞ったほうが読んだ側の印象の残るからです。
ESを通過するには印象に残ることが大切です。
しかしアルバイト、ゼミ、サークルなど、色んなエピソードを書いてしまうと1つ1つが分散し、印象に残りにくくなります。
一方で、エピソードを1つに絞ることで、1つのことの深さを伝えることできます。
それは勝手にいっているのではなく、就活本でも解説されていることです。
以下の引用をご覧ください。
たとえば、君が動物園の園長だとしよう。「どういう動物がいるのか」と聞かれたときに、「色んな動物がいる」と答えたのでは、相手は分からない。
では「空飛ぶペンギンがいる」と表現すれば、「それは見てみたい」と相手は思うだろう。
エントリーシートに書かれたことがすべてではないと面接官は分かっている。面接官は「たとえば、どういう動物がいるのか」と聞いている。
「ペンギンがいる」だけでは分からない。
どこの動物園や水族館でもペンギンはいる。「うちのペンギンは空を飛ぶ」と言うから、「それなら他にも面白い動物がいるに違いない」と想像するのだ。
面接官は、「色々挑戦したが何も残らなった人」よりも、「1つのことを極めた人」を評価します。
1つのエピソードに絞ったほうが、人間性が伝わりやすい
もう1つの理由は、エピソードを1つに絞ったほうが、人間性が読み手に伝わりやすいということです。
アルバイト、ゼミ、サークルなど、色んなことが書かれているエントリーシートは、じっくり読まないと応募者の人柄や人間性がわかりません。
たとえば、テレビCMでも、商品の特徴もあれもこれもと説明されも、何も頭には入ってきません。
それよりも、「とにかく安い」だったり、「とにかく早い」だったり、メッセージは1つに絞ったほうが、効果的です。
エントリーシートも同じで、色々な要素を詰め込むと、まったく印象に残りません。
1つのエピソードを具体的な表現で伝えることが大切です。
テレビのCMのように限られた数秒で、一番伝えたいメッセージを伝えるのです。
エントリーシートが漠然と書いてあると会いたくはならない。あまりにもたくさん羅列してあると何が書いてあるのか、何がなんだか分からなくなる。
聞きたくなるフックが具体的に用意されていることが大切だ。
そのためには、具体的に書いていく。
週刊誌やヤフートピックスの見出しと同じで、読みたくなるエントリーシートになっていないといけない。
びっしり書きすぎていて、レイアウト的にも余白がなくて読みにくいものは、読んでもらえない。
大勢の学生は、アルバイト、ゼミなど色んなエピソードをもりこんできます。
色々書きすぎて何が言いたいのか、どんな人間なのかがまったく分からない状態のエントリーシートが大量にあるのです。
そんな中に、1つのことだけをとことん深めた人がいたら、採用側はその人のことを忘れることはないでしょう。
「この人と会ってみたい」と思うはずです。