留年している学生に対して聞かれる質問です。
若干圧迫要素がある質問であるため、冷静に回答する必要があります。
この質問で面接官が確認したいのは、主に次の3つです。
- 留年をどう受けて止めているか?
- 留年によってできた時間を有効に活用できたか?
- 安易に留年を選んでいなか?
留年しているからといって大きなマイナスになるわけではありません。しかし回答によっては「計画性がない」「嫌なことから逃げる人だ」などと思われる場合があります。
面接官に納得してもらう回答をするためには、留年してしまったことに対する反省の意と、留年から学んだことを話すようにしましょう。
回答のポイント
留年してしまったことへの反省と学んだことを話す
留年してしまったことに対する反省の意と、留年から学んだことを話すようにしましょう。
反省の意を述べることで、安易に留年したわけではないということを伝えられます。
また留年から学んだことを話すことで、留年によってできた時間を無駄にしなかったことをアピールできます。
就職浪人は印象が悪い
「就職先が決まらなかったので」「希望の企業から内定をもらえなかったので」という回答はあまりおすすめできません。
というのも企業側は「どこからも内定がもらえなった魅力のない人なのではないか?」「身の程を知らない傲慢な人なのではないか?」といった疑問を持つからです。
また「安易に留年を選ぶべきではない」「就職のために1年とその学費を無駄にしてしまうのは視野が狭い」という価値観を持った人も多く、ネガティブな印象を持たれる可能性が高いです。
就職留年について学生がいくら説明しても納得してもらえないのです。
ただし「就活よりもやりたいことがあった」「他のことに打ち込んでいて就職先が決まらなかった」という場合は、納得してもらえる場合があります。もちろんどんなことに打ち込んでいたのかにもよりますが、伝え方によっては納得してもらえます。
前述の通り、留年してしまったことに対する反省の意と、留年から学んだことを話せば、評価してもらえる可能性は十分にあるでしょう。
回答例
今では、留年期間を最大限有効活用するために、就職活動に関する情報収集をしたり、留年した分の学費を自分で払うためにアルバイトをしたりしてします。
しっかり目的を持って生活することで生活が充実すること、無駄な時間を減らせることをこの留年経験で知ることができました。単位はすでに取得しおり、また学費分のお金もたまりましたので最近では自分を磨くための活動をして下ります。