必ずといっていいほど聞かれるのが志望動機です。
志望動機を聞かれるのは、本当に自社を志望しているのかを知るためです。
やはり、滑り止めとして応募してきた人よりも、その企業に何としてでも入社したという強い思いがある人を採用したいと思うのが企業です。
ここでは、「志望動機を聞かれたときはこんなことに注意して回答すべき!」というポイントを解説します。
志望動機を聞かれたときに答えるべき2つのこと
志望動機で答えるべきことは次の2つです。
- 他ではなく、その企業でなければいけない理由
- 自分は御社に貢献できることを、エピソードをまじえて
面接に呼ばれるということは、エントリーシートに書いた志望動機で問題なかったということですから、話す内容はエントリーシートに書いたものと同じでいいでしょう。
しかし、エントリーシートをそのまま音読するだけではいけません。
面接では、1分程度で収まるように、伝えたいことを整理する必要があります。
競合他社の批判はNG
競合他社の○○社の製品は使いづらくて……。それに比べて御社の製品はとても魅力的で……」といったように競合他社への批判をまじえた志望動機は、NGです。
他社への批判を口にすれば、「他社の面接ではうちの悪口をいっているのではないか? 人間性に問題ありだな」と判断されてしまいます。
ただし、複数の企業を比較したうえで、「御社を選んだ」という流れであれば問題ありません。
たとえば、「他と比較して、○○の点で御社がどこよりも勝っていたので志望しました」といった理由であれば、業界研究、企業研究をしっかりしたうえで志望している姿勢がみられるので、納得してもらえるでしょう。
パンフレット、企業ホームページに書いてあるセリフは言わない
企業のパンフレットや企業ホームページ、ナビサイトに企業ページに記載されている、決めぜりふのような言葉を、そっくりそのまま引用する人がいますが、これはおすすめできません。
例えば、「社員を大切にする会社です」「より良い未来のために」「人の生活を支えるインフラになる」など、企業理念にも近いセリフが記載されています。
このようなセリフを「より良い未来を作るための一人になりたいと思い、志望しました」といったようにそっくりそのまま引用するようなことです。
パンフレット、企業ホームページに書いてあるセリフは、志望者のほとんどが使います。同じように引用しても、他の学生と差別化することはできません。
自分の存在を面接官に印象づけるのであれば、そのような誰もが使いがちなセリフは使わず、自分だけの志望動機を語るようにしましょう。
類似の質問
ストレートに「志望動機を教えてください」ではなく、別の形で志望動機を問う場合もあります。
どんな形式の質もであっても、企業研究とその企業でなくてはいけない理由が明確になっていれば、回答に困ることはないでしょう。
同業他社ではなく、なぜ当社を選んだのですか?
他社との違いが協調される面に、自分の会社選びの根拠があること、自分のやりたいことが他社よりも実現しやすいことなどを説明するようにしましょう。
当社でやりたいことは何ですか?
他の企業ではできない、応募企業だからこそできる、「やりたいこと」を述べます。
また自分のやりたいことが、その会社で実現できると思った、明確な根拠を述べるようにします。
この職種を志望した理由は何ですか?
この質問にしっかり回答するには、まず、応募した職種にどんな資質が求められているのか知っておく必要があります。当然、企業研究をしておかなければいけません。
その腕、自分がどういう人間で、なぜその職が良いか伝えるようにしましょう。
なぜ当社の仕事をやってみたいと思ったのですか?
応募企業の独自性を探し、その独自性への思いをしっかり伝えるようにしましょう。
当社のことをどこで知りましたか?
この質問は、知名度が低い企業で聞かれる可能性のあるものです。
知名度の低い企業は、「どうやってうちを見つけたのか?」という純粋な疑問と、「無名で受かりやすそうだから受けただけではないのか?」と疑問を持っています。
聞かれている通り、どこでどうやって見つけたのかを回答します。就職サイトで偶然見つけたのであれば、その通りの回答して問題ありません。
その上で企業の魅力を1つ、2つは回答するようにしましょう。これを答えておけば、、「無名で受かりやすそうだから受けただけではないのか?」という疑問を払拭させることができます。
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