面接で「一発芸をしたら内定をもらえた」「腕立て伏せをしたら内定をもらえた」
など、面接でパフォーマンスを披露したら内定をもらったという話は誰でも聞いたことがあるでしょう。
本当に面接でパフォーマンスをしたら内定をもらえることはあるのでしょうか?
結論からいうなら、一発芸や腕立て伏せをしても、志望動機や自己PRが最悪だったら不採用です。
内定をもらう人はパフォーマンスをしなくても内定をもらいます。
「面接でどんな芸を披露しようか」などと考えている暇があったら、志望動機や自己PRを完璧なものにしましょう。
志望動機や自己PRが合格点だったから一発芸をしても内定をもらえた
「一発芸をしたら内定をもらえた」
このようなことを語る人は、あたかも、一発芸をしたことが決定打となって内定をもらえたかのようにいいます。
しかし、そもそも志望動機や自己PRもすでに合格点であったからこそ、一発芸をしても内定をもらえたのです。
決して一発芸が決定打となったわけではありません。むしろ、一発芸をしなくても、内定をもらえるレベルの学生だったはずです。
そもそも、一発芸や腕立て伏せをして内定をもらえるなら、誰も面接の準備なんてしません。みんな一発芸の練習をして、面接に臨むでしょう。
実際に、面接で一発芸などのパフォーマンスをする人をみたことがあるでしょうか。
みたとしても、1人や2人程度のはずです。
実際にやる人がめったにいないのは、パフォーマンスをしても志望動機や自己PRが悪ければ内定をもらえないからです。
ほとんどの学生はそれを分かっているのです。
だからどの学生も真面目に、志望動機や自己PRを考え、模擬面接をするのです。
安易な考えもつ学生・楽しようとする学生を企業は嫌う
「一発芸をしたら内定をもらえたらしい」
これが単なる噂なのか、事実なのか?
また一発芸があったからこそ内定がもらえたのか、一発芸をしなくても内定をもらえたのか?
しっかり考えないで、安易に「よし一発芸をやろう」と考えてしまう学生を、企業が評価するでしょうか。
もちろん志望動機や自己PRが完璧で、付録として一発芸をするなら問題ないでしょう。
しかし志望動機も自己PRも最悪で、
最後に得意げな顔で一発芸をする学生がいたら
「一発芸を考えている暇があるなら、志望動機をしっかり考えておけ! 面接をなめてんのか!」
と面接官を考えるでしょう。
そもそも、やるべきことを疎かにするような人を、一緒に働く仲間として採用することなんて、絶対にできません。
結論:一発芸をする暇があったら志望動機・自己PRを考えろ
一発芸をしたからといって必ず内定をもらえるわけではありません。
一発芸だけでなく、腕立て伏せやその他の派手な特技も同様です。
内定をもらう人のほとんどは、一発芸などのパフォーマンスなんてしないで、しっかり自分をアピールして内定をもらっています。
パフォーマンスを考えている暇があるなら、自己分析、企業研究をし、志望動機・自己PRを完璧に仕上げるべきです。