エントリーシートや面接で高校時代の話を使ってもいいのか?
この疑問について解説します。
大学生活のエピソードがベター
基本的に就活では、大学生時代のエピソードを使うべきです。
なぜなら高校時代の話をしてしまうと「大学生活では、何もしてこなかったのではないか?」と採用側に疑問を持たれるからです。
また高校時代の部活や勉強の実績ばかりだと、「過去の栄光にすがっている」と判断されることもあります。
大学受験の話はアピール度が弱い
「これまでの人生で一番大変で、頑張ったのは受験勉強だ!」という人もいるでしょう。
実際、多くの学生が大学受験のエピソードを話してしまいますが、受験のエピソードはおすすめできません。
受験はすべての大学生が経験しているものです。
「受験勉強を頑張った」とアピールしても、「それは他の人も同じだよね」ということであまり評価してもらえません。
40から60に偏差値を上げた実績があっても、D判定であった難関大学に合格した実績があっても、同じような経験をしている人は山ほどいます。
すべての大学生が経験している受験の話よりも、実績はたいしたことがなくても、独自性のあるエピソードを伝えるべきです。
その方が相手の印象に残りますし、自分の性格、資質、能力も相手に伝わります。
これらの理由から、できれば就活では大学生活でのエピソードを使うべきです。
エピソードがないなら作るためにボランティアに参加したり、アルバイトの取り組み方を工夫したりしましょう。
高校時代のエピソードが聞かれる場合もある
10代である高校時代の経験は、人格形成に大いに影響します。
そこで大学生活ではなく、高校時代のエピソードをあえて聞き、応募者の本当の姿を探ろうとする採用担当者もいるのです。
また、大学生活以外のエピソードを質問することで、学生の不意を突こうと考える人もいます。
これらは少数派ではあり、実際に採用側から高校時代のエピソードを聞かれる機会は少ないでしょう。しかし、高校時代のエピソードを聞かれない保証はどこにもありません。
高校時代に経験したこと中で、1つや2つ、アピールできる経験をまとめておくようにしましょう。