「最近、気になっているニュースはなんですか?」
「今日のニュースで興味を持った記事はなんですか?」
この手の質問は定番です。だからこそ「就活生は日経新聞を読んでおけ!」と言われるわけです。
面接官が確認したいのは、その学生が社会の事柄にしっかり関心を持っているか、社会の事柄について自分の考えを持っているか、などです。
旬なニュースを、自分の考えをしっかり説明できれば、この質問は合格です。
それでは詳しく解説していきます。
質問の意図
面接官が知りたいのは、以下の3つです。
- 社会に対する興味や関心、問題意識
- 社会の出来事に対して自分の意見を持っているか
- 自分の意見を分かりやすく説明できるか
IT化やグローバル化の影響もあり、変化の早い時代です。世間に関心を持ち、世間の動きを素早く把握し、対応策を常に考えていかないと、会社は生き残ることができません。
会社の上司に「この商品は20代にウケると思うか?」と聞かれた時に「ちょっとよくわかないです」などという社員はいらないのです。
企業が求めているのは「最近の若者はインスタ映えというものを重要視しています。だから……」という、気の利いた回答ができる人です。
そんな気の利いた人間であることをアピールするためにも、しっかり旬ニュースについて回答する必要があります。
回答のポイント
業界に関連させる
この質問では、金融業界なら金融関連のニュースを、商社なら商社関連のニュースを、といったように業界に関連するニュースを答える、もしくは業界に関連さて答えると業界研究ができていることをアピールできます。
例えば、家電メーカーの面接で「テレビを持たない若者が増えているというニュースに関心を持ちました。この業界でのプロモーション戦略はテレビCMが一般的でしたが、これからネット広告も考慮することも大切だと思いました」といったように。
例文はかなりおおざっぱですが、受けている業界、企業に関連された方が志望動機意欲や業界研究の成果をアピールできます。
芸能ニュース、ゴシップはNG
芸能人の結婚、不倫、政治家の不祥事、スポーツニュースはNGです。
これらのニュースが会社の売上に影響するわけではありません。(スポンサー関係などがある場合は影響する場合もありますが)
「巨人が勝ちましたね!」「○○ちゃんが結婚しましたね」などと話しても、会社に貢献できる人間であることは、全くアピールできないのです。
ただい、アイドル産業やスポーツ業界、マーケティング手法について言及するのであれば、問題ないでしょう。
回答例
お客様の財産を扱う企業の多くは、多額の資金をセキュリティに投じています。特に御社は、アメリカのセキュリティ会社と業務提携することで、どこよりも強固なセキュリティ体制を整えつつあります。
企業は常にセキュリティをアップデートさせていくことはもちろん大切です。ただ、私が考えるのは、お客様にもリスクを理解してもらい、自分の財産を守るための方法を企業がしっかり教えていくことも大切なのではないかということです。その方が、企業にとっても社会にとってもいいのではないかと思っています。/div>