
企業が求めているのは、コミュニケーション力がある人でしょうか? 主体性がある人でしょうか?
これは正解であり、不正解です。
企業が求めているのは、究極的には「金を稼いでくれる人」です。
一般的な言い方をするのであれば、「利益に貢献してくれる人」です。
コミュニケーション力や主体性は、利益に貢献するための材料にすぎません。
つまり、就活では、「私は御社の利益に貢献できる」ということを、確固たる根拠とともに伝えることができれば、内定はもらえるのです。
企業の目的は「利益を出し、企業を存続させること」
すべての一般企業は、「利益を出し、企業を存続させること」を目的に運営しています。(NPOや学校法人、宗教法人などは別)
これ以外の目的で運営している企業は存在しません。あってもすでにつぶれている、もしくは間もなくつぶれるでしょう。
多くの企業は「お客様のため」「社会のため」などと公言していますが、お客様のため・社会のためにビジネスを行うのは、あくまで利益を出すための手段です。
嘘をついているわけではありませんが、「お客様のため・社会のため」が本来の目的ではありません。
つまり、どれだけ誠実で優秀な人でも、「利益を出して企業を存続させる」という目的に貢献できない人は採用されないのです。
なぜ自分が利益に貢献できるのか? その“根拠”が重要
就活において、具体的にはエントリーシートや面接で伝えるべきことは、自分が利益に貢献できる人物であること」です。
しかし、「私は御社の利益に貢献できます」と伝えただけでは納得してもらえません。なぜなら根拠がないから。
論文やレポートと同じように、自分の主張を説得力あるものにするためには“根拠”が必要です。
就活において、根拠なるのが、学生時代のエピソードからアピールするコミュニケーション力や主体性、協調性などです。
「私には○○という能力があります。この能力は学生時代のアルバイトで培われたものです。この能力を生かすことで御社の課題を解決し、利益に貢献します。」
これを採用側が納得できるように伝えることができれば、就活は勝ちです。
逆に企業の利益につながらないコミュニケーション力や主体性は、どれだけアピールしても評価されません。
「企業の利益に貢献できる」を確固たる根拠とともに説明できれば内定
まとめます。
企業が求めているのは「利益に貢献できる人」です。就活では自分が利益に貢献できる人物であることを伝える必要があります。
自分が利益に貢献できる人物であること採用側に納得してもらうためには根拠が必要です。
「根拠」となるのが学生時代の経験から培われた能力や性格です。
「私には○○という能力がある。それは学生時代に培われた。この能力で御社の課題を解決できる。だから私は利益に貢献できる」
といったように「企業の利益に貢献できる」を確固たる根拠とともに説明すること。これができれば内定は間違いなくもらえます。