ネガティブな回答を引き出そうとする質問であることから圧迫質問の1つとも言えますが、
何社10社と面接を受けていれば、一度は聞かれる質問なので冷静に対応できるように回答を準備しておくべきです。
回答に際しては、「希望の配属先に行けなくても目の前の仕事を頑張る。しかしやりたいことへの情熱は捨てない」そんな人間だと思われるような回答をするのが無難です。
質問の意図
面接官がこの質問で確かめたいのは次に3つです。
- 仕事をどのように捉えているか
- 不本意なことに対するキャパシティの広さはどれぐらいか
- 不本意にことに対応できる柔軟性があるか
どんな会社でも希望に配属先に行けるとは限りません。また不本意な転勤を命じられたり、希望の部署に行けてもやりたくない仕事を任されたりすることがあります。
会社での仕事は、理不尽と不本意の連続です。
それが仕事というものであり、そのことをしっかり理解しているのか?
そんな社会人生活に耐えるだけのキャパシティや思考の柔軟性はあるか?
面接官はこれらを確かめたいのです。
回答のポイント
「黙って会社に従います」と回答すると自分の意思がない、受け身な人間と捉えられてしまう場合があります。
だからといって「希望の部署に行けないなら退職します・別の会社に就職します」という回答のも頭が固い、柔軟性がないと捉えられてしまいます。
そのため双方の間をとった回答する必要があります。
つまり、「希望の配属先に行けなくても目の前の仕事を頑張る。しかしやりたいことへの情熱は捨てない」そんな思いを持つ人間だと思われるような回答をするのです。
回答例
会社側が、私の適性を見て他の部署が向いていると判断したのであれば、その判断に従います。
仕事をしながらやはり希望の部署に行きたいと思った時は、その部署に異動できるよう経験と実績を積んだうえでお願いしようと思います。
しかし、一度配属された部署から絶対に異動できない場合は、考えさせてください。