会社説明会とは、新卒採用を実施する企業を、自社のことを学生に知ってもらうために開く催しものです。
その会社の事業内容や企業のビジョン、目標、社内の働き方、質疑応答などが行われます。
シンプルに表すなら、会社説明は「うちの会社はこんなに素晴らしい会社ですよ!」と学生に伝える場です。
そんな会社説明会ですが、参加したほうがいいのでしょうか?
会社説明会は絶対に参加するべき
志望企業の会社説明会には絶対に参加するべきです。
その理由は以下の3つです。
- 説明会参加を応募の条件としている企業がある
- 一次選考が行われる場合もある
- 社員の様子や雰囲気を知れる
単純に会社説明を行うだけでなく、筆記試験や一次面接を行う場合もあります。また応募した際、会社説明会に出席しているかどうかを確認している企業もあります。そのため志望企業の会社説明会には絶対に参加するべきです。
また、会社説明会では、実際に働く社員を見られたり、質問できたりします。入社したいと思っていた企業でも説明会での社員の態度が悪ければ「やっぱり辞めておこう」という判断ができます。
応募に値する企業かどうかを確かめるためにも、会社に説明会は参加しておくべきです。
会社説明会の3つのタイプ
- 合同企業説明会
- 個別会社説明会
- 企業セミナー
会社説明会といって、上記のように3つのタイプがあります。
合同企業説明会はいわゆる「合説」と呼ばれるもので、大きなイベント会場で複数の企業がブースを出します。学生は一度でたくさんの企業の説明を聞くことができます。
個別企業説明会は、企業が個々の開催する説明会です。大きな会議室や自社のセミナールームなどを使用して開催されます。個別の会社説明会では、筆記試験や一次面接が行われる場合もあるので、志望企業の個別説明会は絶対に参加するべきです。多くは就活サイトでの事前予約が必須となるので、こまめにチェックしておきましょう。
企業セミナーも説明会の一つといえます。セミナーではグループワークや社員との懇親会が開催されることもありますが、必ず企業の説明がなされます。
会社説明会の情報を集める方法
志望企業がいつ、どこで説明会を実施するのか?
この情報を得るのに役立つのは次の3つです。
- 就職サイト
- 企業のホームページ
- 大学のキャリアセンター
就職サイト
リクナビ、マイナビなどの就職サイトは王道のツールです。志望企業がある場合はブックマークに登録するなどして、説明会・セミナーの開催情報を逐一確認しましょう。
人気企業、大手企業は説明会募集が開始した途端、席が埋まってしまう場合もあるので、予約開始時間をしっかり覚えておくようにしましょう。
企業ホームページ
企業ホームページの新卒採用ページでも説明会の参加募集をしている場合があります。特に大企業はしっかり採用ページも作りこんでおり、就職サイトにはない情報を掲載していることもあります。就職サイトだけでなく、企業ホームページにもしっかり目を通しておくようにしましょう。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターには、就職サイトには掲載されていない情報が掲載されていることがあります。
また大学内で開催される企業説明の情報もキャリアセンターに掲載されます。大学内で開催される説明会であれば高確率で参加できるので、しっかりチェックしておくようにしましょう。
会社説明会に参加する際の注意点
ネガティブな情報を語られない
会社説明会は「うちは素晴らしい会社ですよ!」と学生にアピールする場です。そのため基本的に企業にとってネガティブな情報が語られることはありません。
また若手社員が登壇して、仕事に対するやりがいや入社した理由などを語る場合がありますが、これも当然、率直な意見ではありません。社員たるもの自社に対して一つや二つ不満を抱えているものです。しかしその不満が語られることはないのです。
すべての話をうのみにして、「なんて素晴らしい会社なんだ! よし応募しよう!」と安直に判断しないようにしましょう。
説明会での社員の対応・表情、説明会以外で収集した情報をなどから総合的に企業を判断するようにしましょう。
アンケートはしっかり記入する
説明会の後には、説明会の内容についてアンケートの記入を求められることがあります。このアンケートですが名前を記載しないタイプでも、しっかり記入するようにしましょう。
採用担当者は意外とアンケートの内容とどの学生が書いたかを見ています。アンケートで手を抜くとブラックリストに載って、応募しても書類選考で落とされる可能性があります。
すべての企業がアンケートのチェックをしているとはいえませんが、採否に悪影響がありそうなことはするべきではありません。アンケートの記入がある場合は、丁寧に、誠意を込めて、最後までしっかり記入するようにしましょう。
説明会での態度、マナーに注意する
何百人と学生が参加する説明会ですが、態度が悪い学生がいればとても目立ちます。そして採用担当者に顔を覚えられている可能性があります。応募しても「あの時にマナーの悪かったが学生だ」ということで不採用になってしまいます。
会場の外でも気を抜いてはいけません。説明会会場の外でたばこのポイ捨てをしたのが偶然にも採用担当者に見られてしまうこともあるのです。
いつ、だれが、どこで見ているかわかりません。
説明会会場の最寄駅に到着してから、説明会参加、最寄駅を離脱するまで、その企業の人に見られていると思って行動するようにしましょう。最寄駅についてから、最寄駅を出るまでが説明会だと思って態度、マナーに気を付けるようにしましょう。