ESでは必ずといっていいほど「学生時代に力を入れたこと」の記載を求められます。
しかし、「どんなことを書けばいいのか分からない?」「どうやって書けばいいのか分からないと」と悩んでいる人もいると思います。
ここでは、「学生時代に力を入れたこと」から企業は学生に何を見ているのか、どんなことに注意して書けばいいのかについて解説します。
この記事を読めば、具体的にどんなエピソードをESに書けばいいのかが明確になるはずです。
さらに「学生時代に力を入れたこと」を完成させるための具体的な手順についても解説します。
「学生時代に力を入れたこと」から、企業は何を見ているのか?
学生時代に力を入れたことを通しして企業は学生の主体性を判断しようとしています。
主体性とは、自分の意志や判断で行動しようとする力のことです。
企業は自分で何も考えず、ただ与えられた仕事をこなすだけの人は求めていません。自分で目標を設定し、実行、反省し、勝手に成長していく人を求めています。
主体性をアピールすることがポイント
「学生時代に力を入れたこと」では、「いかに主体性をアピールできるか?」が重要。
記載するべきエピソードは、当然、主体的に動いたエピソードを選ぶべきです。
また「主体性をアピールできるエピソードなんてない」と思う方もいると思いますが、エピソードは大規模なもの、立派なものでなくても問題ありません。
「サークルの雰囲気を良くしようと努力したこと」
「バイトの接客を工夫したこと」
「自分の性格的弱点を克服しようとしたこと」
「性格の合わない人とのコミュニケーションを頑張ったこと」
上記のように、どんな些細なエピソードでも問題ありません。
大切なのは、自分の意志を持って取り組んだかどうか。そこからどんなことを学んだのか、反省したか、です。
結局、企業が見ているのはエピソードの優劣、大小ではなく、その人に主体性があるか、結果を分析して反省できるか、といった資質の部分です。些細なエピソードでも主体的に取り組んだことであれば、企業は評価してくれます。
「学生時代に力を入れたこと」を作成する手順
- まずは「何を頑張ったのか?」結論を書く
- なぜそれに取り組もうと思ったのか、その動機を書く
- 特に力を入れたシーンや事実を書く
- 結果や反省点、今後の抱負を書く
上記の手順で書くと「学生時代に力を入れたこと」は完成します。
4つの要素を100字ずつ書くとちょうど400字になります。
まずは「何を頑張ったのか?」結論を書く
「○○したこと」「○○の目標を達成した」など具体的に何をし、何を成し遂げたのかを一読して分かるように冒頭に記載します。
最初に結論を書くことで内容の全体像を読む側が把握できるようになり、読む負担を軽減させるという配慮ができます。
そして「先を読んでもいいかな」と思わせることができます。
なぜそれに取り組もうと思ったのか、その動機を書く
「サークルのメンバーを増やし、サークルを盛り上げたかったから」「人前でうまく話せない自分を変えたかったから」など、なぜそれに取り組もうと思ったのかを記載します。
自分の思いや思念が伝わるように書くと、読む側の印象に残りやすくなります。
特に力を入れたシーンや事実を書く
特に力を入れたシーンや事実を記載します。何人で取り組んだのか、どれぐらいの時間・期間頑張ったのか、どれぐらい困難だったのか、など具体的に書き、読み手がイメージできるように書くのがポイントです。
また「1ヶ月」「50人」「30万円」など数字で表せるものは数字で記載します。具体性が増し、印象に残りやすくなります。
結果や反省点、今後の抱負を書く
最後に結果を記載します。良い結果ではなくても、そこから学んだこと、現在に活かせていること、反省点や今後の抱負などを記載します。
ここまで記載すれば、主体的に行動できること、PCDAサイクルを回した行動ができることを十分にアピールできます。
「学生時代に力を入れたこと」の例文
駅から少し離れた場所にある居酒屋であったためお客さんを呼び込むために、駅前で運営する系列の居酒屋から許可をもらい、飲んでいるお客さんに、二次会で使ってもらえないか宣伝する仕事をしました。
お客さんに「迷惑だ!」と怒鳴れらることもありましたが、二次会で使ってもらうためにはどうしたらいいか、何を伝えればいいか、知恵を絞りました。
その結果、多少なりとも提案力が身についたと思っています。就職してからこの能力を活かせたらと考えています。
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