就職情報サイトが充実しているので、FacebookのようなSNSを利用してなくても就職先を決めることは可能です。
しかし、Facebookに新卒採用に関する情報を掲載していたり、最新情報を発信していたりする企業もあるので、できればFacebookは活用するべきです。
Facebookは活用するメリット
Facebookを使う主なメリットは以下の3つです。
- 企業の情報を収集できる
- 自己PRのネタになる
- OB・OG訪問の依頼ができる
採用情報を掲載したり、サービスのPRをしたりするのにFacebookを活用している企業はたくさんあります。就職サイトや採用ホームページは、一度完成したら更新しない場合が多いですがFacebookは、こまめに記事が更新されることもあります。
例えば、社員の様子やセミナーの様子、職場の様子を毎日更新している場合や、社長が個人で写真とコメントを投稿している場合もあります。そういった投稿から会社の雰囲気や価値観、社風といった、情報を得られます。
またFacebookを積極的に活用している企業は、ネットでの宣伝が大切だと考えている企業です。そういった企業に対して、Facebookページの話題を自己PRのネタとして盛り込むことができれば、「情報収集がしっかりできている学生だ」という印象を持ってもらえます。
逆にFacebookの更新情報は見ていないとなると「情報収集に消極的な人」「志望意欲が低い」という印象を与えてしまう場合もあります。できればFacebookは活用するべきです。
OB・OG訪問も簡単にできる
Facebookは基本的に実名、顔出しです。また勤務先を公開している人も少なくないので、OB・OGを探すのにとても役立ちます。
出身大学が違っていても、Facebookを通して気軽に質問したり、面会を申し込んだりできます。
「いきなりメッセージを送ったら失礼じゃなか?」と不安に思う方もいると思いますが、気にする必要はありません。不特定多数の人が閲覧できるSNSに企業名を公開している人は、基本的に自分の会社に対して愛着・誇りを持っている人です。
「あなたの会社に興味があります」と言ってくる学生であれば、喜んで対応してくれるでしょう。
あわよくば積極的な姿勢を評価してくれ、人事部に口添えしてくれるかもしれません。
Facebookを活用する際の注意点
Facebookはチェックされている
Facebookに限らずTwitterなどのSNSも同様ですが、投稿内容やプロフィール、交友関係などは、ほぼ確実に企業側からチェックされています。
そのため説明会や人事、社員、企業に対する悪口は絶対は投稿しないようにしましょう。その他、違法性のあるもの、倫理的に問題があるものも絶対に投稿してはいけません。
採用担当者に見られたら確実に選考で不利になります。就活中はネガティブな投稿はしないのが得策です。
サブのアカウントでも同様です。ESや履歴書に書いたメールアドレスからサブアカウントを発見されるリスクがあるので、ネガティブな投稿をするべきではありません。一瞬の自己満足で自分の人生を台無しにする可能性があります。
就活用アカウントはおすすめできない
自分のプライベートを知られたくないから、という理由で就活用のアカウントを作る人がいますが、これもおすすめできません。
わざわざ就活用アカウントを作るのは、「メインアカウントを見せられない理由があるのではないか」「メインアカウントでは不適切な投稿をしているのではないか」などと勘ぐられてしまうからです。
できればメインアカウントをそのまま運用することをおすすめします。
ただし、「そんな下らないことを気にする企業には入社したくない!」というのであれば、就活用アカウントでもなんでも問題ないでしょう。
できればFacebookアカウントは用意しておく
一般消費者向けに商品やサービスを展開している企業の多くのは、SNSを使って広告を出しています。SNSは自社の商品・サービスを宣伝するための必須ツールなのです。
企業は当然、SNSに疎い人よりも、SNSを使いこなしている人を評価します。
また就職サイトや説明会だけで情報収集をするのではなく、SNSなどのツールも使って情報収集を行う人の方が企業としては評価できます。
これまでFacebookに登録していなかった人も、就活を機に登録することをおすすめします。また企業によっては、Twitterやインスタグラムに広告を出稿している場合もあります。企業のPR戦略を確認するためにも、様々SNSを利用しておくようにしましょう。