学生時代アルバイトばかりしていた。
アルバイト以外で自己PRになるエピソードはない。
このような場合、アルバイトどんな話を、どのように話せば、いいのでしょうか。
アルバイトの話で、自己PRするなら、アルバイトで学んだコツを話すのがベストです。
アルバイトのコツを話す
面接官が、一番興味を持って聞いてくれる話は何か。
それはそのアルバイトのコツだ。
コツは、本当にアルバイトをやった者にしか分からないのである。
そのコツがビジネスに生かせるのだ。
例えば、レジ打ちのアルバイトであれば、いかに短時間で多くの客の対応をするために、どんなコツがあるのかを話すのです。
自分なりに考えたこと、実践したこと、その結果や反省などを話せば、他の人にはできないユニークなエピソードになります。
その他、次のようなアピール方法があります。
たとえば居酒屋のコツでいうと、「2本目のおしぼりを出すタイミング」だ。
1本目のおしぼりはすぐに出せばいいいけど、2本目のおしぼりを出すタイミングは難しい。
出すメニューとか、お客さんの料理の進み具合とか、その日の気温とかを考えながらベストのタイミングを考えなければいけない。
※「面接の達人2019 バイブル版 (MENTATSU)」より
アルバイトのコツ、つまり業務を効率的に進めるために工夫したこと、売り上げに貢献するために工夫したことは、ビジネスに生かすことができます。
また面接官も、その学生が仕事をどのように進めるタイプの人なのか、どんな性格の持ち主なのかをイメージできます。
こんなアピールは低評価! NGアピールの例
続いて、アルバイトのエピソードをアピールする場合における、「こんなアピールの仕方はNG」というものを紹介します。
例えば、アルバイトの数をアピールしてしまう、珍しいアルバイトをしたことだけをアピールしてしまう、などのパターンです。
「経験したアルバイトの数」をアピールしてしまう
学生時代はアルバイトばかりしていましたという人は、自分がいかに色んなアルバイトを経験してきたのかを、アピールしがちです。
しかし経験したアルバイトの数で勝負するのは得策ではありません。なぜなら、数で勝負する場合、1番でないと意味がないからです。
誰にも負けない、経験したアルバイトの数なら1番だと自信を持って言えるなら、数で勝負してもいいでしょう。しかし、自分より数が多い人がいれば完全に敗北です。
どの学生がどれぐらいのアルバイトを経験しているかなんてわかりません。数で勝負するのはリスキーです。
であるならば、アルバイト経験で得た、コツ、仕事の効率的に進め方を語る方が、よほどアピールになります。
「珍しいアルバイトをやった」アピールで終始してしまう
ホスト・ホステスをやっていた、飛び込み営業のアルバイトをしていた、バーテンダーをしていた、などあまり大学生がやらないような、珍しいアルバイトをやっていた経験をアピールするパターンもあります。
しかし単に「珍しいアルバイトをやっていた」と自己紹介をするだけでは、何のアピールにもなりません。
また「実はこんなアルバイトがあるんです」とアルバイト紹介をするのも同様です。何のアピールにもなりません。
その珍しいアルバイトから自分は何を得たのか、何を吸収したのかを語ることが大切です。
いかに苦労したかをアピールしてしまう
「このアルバイトはこんなに大変だった。こんな大変なアルバイトを経験した私ってすごいでしょ」といった流れのアピールです。
しかし、いかに苦労したかをアピールしても面接官は何とも思いません。「それは大変だったね」で終わりです。
面接官も仕事で大変な思いをしています。そんな面接官に対して、ドヤ顔で大変自慢をしても無意味です。