大学にはキャリアセンターがありますが、
何ができるのかわからない。
どやって使えばいいのかわからない。
そもそも役に立つの?
というのが正直なところだと思います。
しかしキャリアセンターは、ネットには情報をたくさん得られる便利な場所です。
では具体的に、キャリアセンターではどんなことができるのか? どのように利用すればいいのか?
解説します。
キャリアセンターでできること
通う大学・専門学校によってキャリアセンターの充実度は異なりますが、おおむね以下のようなことが可能です。
- 求人票の閲覧
- OG・OB名簿の閲覧
- 先輩に就職先や就職体験記の閲覧
- 就職関連書籍・雑誌の閲覧(四季報や会社年鑑など)
- 会社説明会、インターンシップの募集情報の閲覧
- 適性診断、自己分析診断の受講
- 就職相談(係員に就職相談が可能)
- PCの利用(就活用)
求人票は企業から大学に送られてくるものです。
OB・OG訪問をするときは、キャリアセンターで名簿を確認してアポイントを取るのが一般的な流れです。
また大学内で開催される企業説明会やセミナーなどの情報はキャリアセンターに掲示されます。
キャリアセンターを最大限利用する方法
求人票は小まめに確認して、就職サイトにはない求人を見つける
キャリアセンターには、企業側からその大学に寄せられている求人があり、就職サイトには掲載されてない求人もあるので、小まめにチェックしましょう。
また、キャリアセンターにある求人は、内定を取りやすい求人ともいえます。
なぜなら、企業が「この大学から採用したい」という理由で掲載されている求人だからです。
さらに就職サイトの求人よりも倍率が低い場合もあります。
逐一キャリアセンターに行かないといけないのは面倒ですが、良い求人、希望に合致した企業がある場合は積極的に応募しましょう。
OG・OBの就職実績を確認する
キャリアセンターでは、OB・OGの就職先を閲覧できます。
業界別にファイリングされている場合もあり、希望に企業・業界に就職した卒業生がいるかどうかを見つけられます。
自分が入社したいと思っている企業に、同じが大学から過去に入社した人がいるのかどうかの確認にも役立ちます。
たとえば有名企業なのに、過去に一人にも就職した人がいない、もしくは就職した人が極端に少ない場合は、学歴で落とされている可能性があると判断できます。
その他にも、OB・OGの就職体験記が閲覧でき、就活コツを学べます。
このように先輩の就職実績を確認できたり、話を聞きたいOB・OGを探せたりと役立つ情報が盛りだくさんです。
就活の悩み・不安をキャリアセンターのスタッフに相談する
キャリアセンターでは、スタッフの人に就職相談ができます。履歴書を添削してもらいたい、向いている仕事が分からないなど、自己分析の仕方が分からないなど、就活に関することであれば何でも相談できます。
またスタッフの人と仲良くなると、非公開の情報を教えてくれることもあります。
ただし、キャリアセンターが混み合っていて相談できない場合や、大学によってはキャリアセンターのスタッフの能力が低いこともあります。
「相談したけどちゃんと対応してもらえなかった」という話をも耳にします。
一度相談して「使えない」と判断したら、自力で進めるか、もしくは企業が運営している就職相談サービスを利用しましょう。
例えば、就職エージェントと呼ばれるサービスを利用すると、無料でプロのアドバイザーに就職相談ができます。
履歴書の添削、面接アドバイスなど、何でも相談できる上に、求人を紹介してくたり、企業に推薦してくれたり、キャリアセンターでは受けられないサービスもあります。
キャリアセンターにある書籍・雑誌を閲覧する
就職四季報や会社四季報、業界雑誌などもキャリアセンターで閲覧できます。
四季報や業界雑誌は就活にときしか使いわないものです。身銭を切って買う気にはなりませんが、キャリアセンターであれば、無料で読めます。
普段読まないような雑誌も閲覧でき、業界研究・企業研究に役立つので、一度は閲覧しておきましょう。
キャリアセンターに入り浸らない
最後に一つ注意点です。
キャリアセンターは就職相談ができたり、情報収集ができたりなど便利な場所です。しかし、入り浸るのも良くないです。
外で開催されている会社説明会に出席し、社員の話を聞いたり、会社の雰囲気を見たりなど、ナマの情報を得ることも大切です。
また、出席した説明会で、他大学の学生と情報交換をすることで、役立つ情報を得られる場合もあります。
用もないのにキャリアセンターに行くぐらいであれば、企業の近くにあるカフェで社会人の話を盗み聞きしたり、社会人の様子を観察していた方が役に立つでしょう。