自分自身でもなく、企業でもなく、業界の10年後について問う質問です。
面接はこの質問で「しっかり業界研究ができているか?」を判断します。
回答のポイント
ポジティブな意見だけではなく、不安材料についても触れておく
その業界を志望しているわけですから、ポジティブな意見、もしくはネガティブではない意見を持っていると思います。
しかし、「この業界は今後のさらに成長していくと思います」といったようにポジティブな意見だけを述べるのでは、企業研究不足だと判断されてしまいます。
どれだけ勢いのある業界でも、不安材料はあるものです。
ポジティブな展望だけでなく、不安材料についても触れながら、業界の未来について述べた方が、面接官も納得してくれるでしょう。また業界研究がしっかりできることをアピールできるでしょう。
具体的な根拠をしっかり述べる
当然ですが、自分の主張の根拠、理由もしっかり述べる必要があります。
「この業界は今後のさらに成長していくと思います。なぜなら……」といったように。
また根拠については、しっかり面接官が納得できるものでなくてはいけません。
「何となくそう思う」「企業家の○○が言っていたから」では、説得力がありません。
また面接官は回答から、論理的思考力やコミュニケーション力があるかについても見ていますので、説得力のある根拠を述べることが大切です。
回答例
仮想通過取引所やその周辺の業界は、今後、新規参入企業の増加により、競争がさらに激しくなると思います。
その結果、いかに手数料を安くするか、いかに仮想通貨のバリエーションを増やすか、といった方向に各社が向かっていくと思います。
しかし、ユーザーのことを考えれば、手数料の安さや通貨の種類も大切ですが、ネットで取引が完結するという性質上、セキュリティも同じぐらい大切だと考えています。
セキュリティにもしっかり投資し、お客様の安全を考える企業が生き残っていくのではないかと思っています。